こんにちは。6月も後半に入ってきました。暑いですね!
本日見た気象予報によると、今年の梅雨入りは6月22日だろうです。梅雨明け後はもっと暑くなると思うとぞっとしますね!
高岡の公示地価
高岡は工業の町
本日は、富山県第2の都市である高岡市の地価について見ていきたいと思います。高岡市は工業のまちとして知られ、特に金属加工産業が盛んです。北陸新幹線の駅もあり、富山県において呉羽山から西の地域、呉西の中心として重要な役割を担っています。
ちなみに、わが社の本社も高岡市に所在しています。
さて、その高岡市の公示地価ですが、昨年比で-0.78%とマイナスとなり、これは1994年以来30年連続の下落です。ちなみに富山県全体では34年ぶりに地価の下落が止まったものの、その恩恵を高岡市は受けられていません。とはいえ、県内を市町村単位で見れば、富山市以外の主要な自治体は地価が下がっていますので、高岡市だけを特筆するのは公平ではありません。
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ビジュアルで見る高岡の地価
しかし、呉西の兄貴分である高岡市がこの状況では困ります。
以下の図をご覧ください。これは公示価格を算出する基準となる土地をプロットし、その地価の前年度比を矢印で示したものです。これを見ると、現実を目の当たりにしてショックを受けるかもしれません。真っ赤っかなうえ、上昇が1ポイントもありません。
高岡市の政策の妥当性
ここで気になるのが、市の政策の鈍感さです。皆さんご存知の通り、高岡で最も繁盛しているのはイオンです。ラッキーなことに、このイオンは郊外に位置しておらず、市の中心である高岡駅南口から直線の片側二車線道路で1キロ強、新幹線の新高岡駅の目の前という好立地にあります(新幹線で買い物に来るわけではないですが)。
一方、高岡市はいまだに駅北口方面の商店街の活性化を目指し、特に旧ダイワ、御旅屋通り周辺の振興に力を入れています。しかし、これらの地域はほぼシャッター化が完了しており、かつての賑わいを取り戻すのは容易ではありません。
誰も見向きもしなくなった場所に誘導するためにイベントを開催したり、企業誘致の補助金を提供したりしていますが、時代の流れに逆らうのはなかなか難しいです。
この状況は政治、政治家のせいでしょうか?それは一概には言えません。
なぜなら、政治家は選挙で選ばれた人々の民意を反映するものだからです。